加工された状態のマンゴーであれば、完熟しているか気にする必要はありませんが、通販やギフトでマンゴーがそのままの状態でお手元に届くことがあります
少し前までは高級フルーツとしてなかなか手の出しにくかったアップルマンゴーですが、ふるさと納税などの制度でアップルマンゴーがそのままご自宅に届く、なんて場面も増えてきました。
そんなときは、食べるタイミングに要注意です!
届いたアップルマンゴーを「よし!さっそく食べてみよう!」と状態を気にせず食べたら「これはマンゴーなのか!?」と驚くような渋みで、せっかくのアップルマンゴーが台無しになってしまうかもしれません。
ということで、この記事ではアップルマンゴーの完熟した状態の見極め方や追熟方法について解説します。
アップルマンゴーは「クライマクテリック型」果実
マンゴーという果物は「クライマクテリック型」といわれるフルーツに分類されています。
クライマクテリック型というのは、収穫後の果実の状態が日が経つごとに変化していくのが特徴です。
クライマクテリック型の主な果実としてバナナやメロンといった果実が挙げられます。これらの果物は収穫後に日にちが経つにつれ、実や果皮が柔らかくなり、甘味が増していきます。
日本ではバナナは身近な果物ですので、バナナの状態が変わっていくのは皆さんみたことがあるのではないでしょうか。アップルマンゴーもバナナと同じように、保管状態によって日々状態がかわっていくのです。
食卓に届くまでは未熟な状態で日持ちをさせており、ご自宅で完熟させてから食べることで美味しく食べることができます。追熟させることを知らないと、イメージしている美味しいアップルマンゴーにはなりません。
アップルマンゴーの完熟チェックポイント3つ
アップルマンゴーの完熟の判断材料として、次の3つのポイントがあります。
アップルマンゴーの見た目をチェックする
アップルマンゴーの完熟状態は、見た目である程度判断できます。アップルマンゴーは、果皮がリンゴのように真っ赤に変色したときが食べごろです。
また、未熟なアップルマンゴーの果皮を注視すると白い粉状のものが付着しているのが確認できます。この白い粉は「ブルーム」といわれ、完熟すると消えて果皮の表面が少しべたついてきます。
ですが、アップルマンゴーはボイラーなどを使って人の手で赤くすることもありますし、初めてアップルマンゴーを食べる方はまさに今食べごろの色!と判断するのに不安に思うこともあるかと思います。
完熟の状態を見極めるには他にもいろいろな方法があるので、組み合わせて食べごろを見極めましょう。
柔らかさからアップルマンゴーの完熟を判断する
アップルマンゴーに関わらず、マンゴーの特徴として、未熟の状態では指で果皮を押しても硬く、熟してくるにつれ果皮や身が柔らかくなっていきます。
熟してくると指の先でそっと押しただけで柔らかいのが分かるほどです。熟しすぎるとドロドロになってしまいます。
果皮が柔らかいのが確認出来たら完熟していますので、アップルマンゴーの食べごろです。
アップルマンゴーから出る香りで完熟を判断する
未熟な状態のアップルマンゴーからは、ほとんどと言っていいほど匂いがしません。しかし、完熟状態のアップルマンゴーからはトロピカルで甘い香りが広がってきます。
香りが甘いなと感じるようになってきたらアップルマンゴーが完熟状態のサインです。
「見た目」「柔らかさ」「香り」3つのサインをチェック!完熟状態を見逃すな
アップルマンゴーが出す「3つのサイン」を見逃さずに食べ頃を見定めましょう。
アップルマンゴーをみて赤みが際立ってきたら、指でさわって柔らかさをチェックして、嗅覚で甘い香りがあるかをチェックしましょう!
完熟のサインを見逃すとアップルマンゴーが黒く変色していきます。黒色の斑点が果皮にできて、味が損なわれてしまいますのでご注意ください。
保存方法でアップルマンゴーの食べ時を調整!
アップルマンゴーが出す完熟のサインがわかったら、次は、アップルマンゴーの保存方法から完熟状態をコントロールしましょう。
例えば自宅に友人やお客様を招待するとき。
美味しいマンゴーでおもてなししようと計画して事前に購入しても、保存方法を知らないままでは当日にちょうど完熟しているか運任せになってしまいます。
なので、正しい保存方法や追熟方法も知っておきましょう!
スーパーやインターネットで購入する場合、完熟で販売しているアップルマンゴーは少ない
販売店側からすればいつ売れるか分からない果物ですから、少しでも長く店頭に並べたいのは当然ですよね。なので、スーパーなどで販売しているアップルマンゴーは未熟の状態の物が多いです。
購入したアップルマンゴーが今現在どんな状態なのか、そしていつ食べたいのか計画を立てて保存方法を考えましょう!
完熟状態のアップルマンゴーならすぐに冷蔵庫に!
アップルマンゴーを購入したときは未熟な状態が多いとはいえ、果物ですから完熟状態でお手元に入ることもあります。完熟サインを確認したら「もう完熟してる!」ということもあるでしょう。
完熟している時は冷蔵庫で冷やします。アップルマンゴーは、低温で保存することで追熟速度を遅らせられます。
そして、マンゴーが冷えたらできるだけ早く食べましょう。
「ほかにも荷物もあるし、冷蔵庫にいれるのはちょっと後で」なんて後回しにすると季節によってはすぐに完熟状態が通り過ぎていきます。
アップルマンゴーの追熟方法
未熟状態の場合は、冷蔵庫に入れるのはNGです。
未熟な状態のアップルマンゴーを冷蔵庫で保管すると追熟が進まないばかりか、低温障害を起こし、味が落ちてしまいます。食べようと思っても未熟なままで、固くて甘味がいまいちです。
基本は直射日光を避けて常温で置いて追熟をさせます。その後冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫に入れる際にアップルマンゴーを湿らせたペーパータオルで包み、ビニール袋に入れて保存するとアップルマンゴーの乾燥を防ぐことができます。
完熟したアップルマンゴーは概ね5日以内くらいで食べてくださいね。
自分でカットしたアップルマンゴーを保存する方法は?
完熟したアップルマンゴーを一度の機会で食べきれなかったときですが、カット後はラップにくるんで冷凍保存することもできます。ラップにくるんだらジップロックなどに入れて冷凍保存すれば1ヵ月くらいは食べられます。
冷凍したアップルマンゴーを食べる際は、半解凍にしてから食べるのがおいしいです。もしくは冷凍のままでスムージーにしてもいいですね。
アップルマンゴーは美味しいタイミングで食べよう
完熟のアップルマンゴーはどんな状態なのか、食べ頃について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
収穫してから実が熟す果物。それがアップルマンゴー。今回ご紹介したことを実践し、完熟したアップルマンゴーの甘さを思う存分堪能してください。
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