キーツマンゴー

【幻の果実】沖縄の緑色マンゴー「キーツマンゴー」とは?

「通販で緑色のマンゴーを見かけたけどあれもマンゴーなの?」

「キーツマンゴーってどんなマンゴー?」

という疑問を、マンゴー屋さん店長の私が解説していきます!

この記事を読み終わった後、あなたは「幻のキーツマンゴー」を食べてみたいと思っていることでしょう。。。

沖縄の緑色マンゴー「キーツマンゴー」とは?

キーツマンゴーとは、マンゴーの品種のひとつです。

キーツマンゴーの特徴を一言でいうと「緑で巨大で甘くて希少なマンゴー」。

その特徴から「幻のマンゴー」や「マンゴーの王様」と呼ばれています。

キーツマンゴーの特徴

続いて、キーツマンゴーの特徴をまとめました。

キーツマンゴー2玉

【キーツマンゴーの特徴】

  • 品種:キーツ種
  • 色:熟しても外皮の色が緑色まま。果肉は黄色〜オレンジ色。
  • 大きさ:一般的なマンゴーは50g〜500gほどですが、キーツマンゴーは400g〜2kgにもなることがある。
  • 味:糖度が15度以上になり、メロンとほぼ同等の糖度
  • 食感:熟した果肉は繊維質が少なく口の中でねっとりと溶けていき、濃厚な甘さと芳醇な香りが広がる。

一番の特徴は、なんと言っても一目でわかる緑色の外皮ですね。

一般的にマンゴーといえば、アップルマンゴーなどの外皮がオレンジ〜赤色のマンゴー(アーウィン種)を思い浮かべると思います。

「緑色のマンゴーって熟してなくておいしくないんじゃないの?」

と思われがちなのですが、実は緑色のキーツマンゴーがめちゃくちゃおいしいんです。

幻のマンゴーと呼ばれる由縁

キーツマンゴー中身

次に、キーツマンゴーがなぜ幻のマンゴーと呼ばれる理由を紹介します。

【キーツマンゴーが幻のマンゴーと呼ばれる理由】

  • 収穫時期が短い
  • 生産している農家が少ない
  • 収穫量が少ない

キーツマンゴーの収穫時期のピークは8月中旬〜9月上旬頃で、収穫できる期間が短いんです。それに、生産している農家も少ないため、キーツマンゴーの収穫量も少なくなります。

主な生産地である沖縄県でもマンゴー種の中で、キーツマンゴーの生産量は県内で1割程度。

大きくて甘いキーツマンゴーですが市場に出回る機会が少ないので、幻のマンゴーと呼ばれているわけです。

キーツマンゴーはなぜ生産量が少ないのか

キーツマンゴーは大きくておいしいのに、なぜ生産する農家が少ないのでしょうか。

その理由は以下です。

【生産量が少ない理由】

  • 台風の影響を受けやすい
  • 食べるまでに追熟させる必要がある
  • お中元のシーズンと収穫時期が若干ズレる

詳しく解説していきます。

収穫時期と果実の大きさで台風の影響を受けやすい

キーツマンゴーの収穫時期の8月〜9月は、台風シーズンともろに被ってしまいます。

参照:頭痛ーる/台風が多い時期はいつ?発生数や上陸数も【気象予報士が解説】(https://zutool.jp/column/glossary/typhoon_season)

キーツマンゴーは実が大きい分、風や雨の影響で落果する可能性が高く、一般的なマンゴーより栽培のリスクがあるんです。

栽培のリスクがある分、生産者としては作りにくい品種になります。

食べるまでに追熟させる必要がある

アップルマンゴーなどのアーウィン種のマンゴーは、枝についている状態で完熟させて自然落下したものを収穫します。

一方、キーツマンゴーは枝から落下する前に収穫するので、常温での追熟が必要です。

追熟させることで果実が熟成されて、おおよそ収穫後の10日〜14前後がもっともおいしく食べられます。

ちなみに、収穫したてのキーツマンゴーは固くて酸味が強いので食べられません。

このように、追熟させることや食べごろの説明にひと手間かかることも、キーツマンゴーを生産する農家が少ない理由のひとつです。

お中元のシーズンと収穫時期が若干ズレる

収穫時期がお中元シーズンとズレるため、マンゴーの種類の中でも贈り物としては需要が低めです。

お中元シーズン 7月7日〜8月7日
キーツマンゴー収穫時期 8月中旬〜9月上旬頃

収穫の時期に大きな需要が発生しにくいのも生産が難しい理由になります。

以上の理由から、大きくておいしいキーツマンゴーですが、生産量が少なく市場にあまり出回りません。

キーツマンゴーの保管方法

保管

キーツマンゴーが手に入ったときに備えて、保管方法を記載しておきます。

  • 冷蔵庫保管はNG!
  • 室温で保管
  • 冷やすなら食べる直前

マンゴーは7℃以下で冷やすと低音障害を起こしてしまい、表面が黒ずんだり甘みが落ちたりしますので、冷蔵庫保管はNGです。

できれば食べる1日前に冷やしましょう。

キーツマンゴーは実が重く床面との接点が痛みやすいので、柔らかい布などを敷いておくと安心です。

キーツマンゴーの追熟後の食べごろ

完全に追熟したキーツマンゴーは糖度が16〜19にもなり、完熟アップルマンゴーよりも甘みがあると言われます。

キーツマンゴーを美味しい状態で食べられるよう、追熟のポイントを押さえておきましょう。

【キーツマンゴーの食べごろまでのサイン】

  1. 白い粉(果粉/ブルーム)に覆われている
  2. 熟してくると溢れる蜜でブルームが消えツヤが出てくる
  3. 表面が柔らかくなりトロピカルな香りが強くなる
  4. ヘタの周りが膨らんできたら食べごろ

食べ頃になるまで、常温20〜25℃の直射日光が当たらない場所で保管してください。

キーツマンゴーは、収穫後の10日〜14日前後が追熟の目安ですので、じっくりとその時を待って超トロピカルな完熟キーツマンゴーを食べてみてください!

キーツマンゴーの入手方法

キーツマンゴーは沖縄の宮古島が主な生産地で、沖縄のスーパーマーケットでは見かけることがありますが、他の市場で見かけることはごく稀です。

ということで、通販を利用しましょう。

通販なら沖縄から直送でキーツマンゴーを入手できます。

沖縄宮古島産の完熟マンゴーの産地直送購入なら宮古島長北ファームがおすすめ!

マンゴーづくりにもっとも適した宮古島で、栄養満点な土壌づくり・温度の管理・ひとつの枝にひとつの果実など、とことんこだわってマンゴーを作っています。

キーツマンゴーもアップルマンゴーも一級品の味。夏の贅沢をご堪能ください。

キーツマンゴーの販売時期は7月中旬ごろ〜8月上旬ごろです。

沖縄宮古島産マンゴーの購入はこちら↓

 

まとめ

幻の果実キーツマンゴーを紹介してきました。

最後にこの記事をまとめます。

キーツマンゴーとは、マンゴーの品種のなかのひとつで、収穫量が少なく市場にあまり出回らないことから「幻のマンゴー」や「マンゴーの王様」と呼ばれている。

【キーツマンゴーの特徴】

  • 品種:キーツ種
  • 色:外皮の色が緑色で果肉は黄色〜オレンジ色
  • 大きさ:400g〜2kgで普通のマンゴーの約2倍
  • 味:糖度が15度以上になる
  • 食感:繊維質が少なく口の中でねっとりと溶けて濃厚な甘さと芳醇な香りが広がる
  • 食べる前に追熟が必要
  • 通販で入手可能

アップルマンゴーよりも糖度が高くなることもある幻のマンゴー。

夏の贅沢として一度は食べてほしいキーツマンゴーの紹介でした!

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